9月12日、清新ブロック協議会の家庭教育事業にて、宮沢和史氏による講演「『島唄』を通して、平和について考える」が開催されました。
沖縄戦では当時の人口の4人に1人にあたる約13万人の県民が犠牲になりました。その中には集団自決も含まれます。宮沢氏は「戦争を一言で総括することはできない」と言います。
名曲『島唄』は、ひめゆり平和祈念資料館などを訪れ、沖縄の歴史や人々の苦悩に触れた宮沢氏が、表向きは男女の別れを描きつつ深いダブルミーニングを込めて制作したものです。「僕たちが享受する当たり前の生活の下には沖縄の犠牲がある。沖縄に関心を持つことや、注目することで沖縄への恩返しやサポートにつながるのではないか」。
また、「戦争の記憶や本当の意味を次世代に伝えていかなければならない。
みんなが戦争を知らなくなったら、戦争は再び起こる」という言葉が強く心に残りました。
講演の後半では、三線の棹になる琉球黒檀を100年かけて育てる「くるちの杜100年プロジェクト」や、沖縄民謡の歌声を未来に残す「唄方プロジェクト」といった、平和を願う取り組みが紹介されました。これらのプロジェクトが100年後も継続できていること自体が、沖縄の平和の証になるといいます。
最後には『島唄』の生演奏も披露され、歌詞に込められた切実な祈りと歴史の重みを肌で感じながら、平和の尊さを深く噛みしめる貴重な一日となりました。

